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猫パニック

 5月にミーシャが産んだ5匹の子猫は順調に育ち、いまが一番かわいい時期です。生まれた時は90gほどだった体重もみんな1㎏近くなり餌も大人と同じものを食べています。

 そのくせ、いまだにお母さんのおっぱいも忘れられないのか大きな子猫5匹が一斉に痩せこけたミーシャのお乳に取り付いている光景はたまらなくビューティフル。

 親子の猫がいる平和な光景を時がたつのを忘れていつまでもうっとりながめていたい。しかし、現実は崖っぷち、目を細めて猫と遊んでいる場合じゃありません。9匹の猫が跋扈する我が家は立派な猫屋敷です。

 スーパーで買うキャットフード代はひょっとして人間様の食費を上回っているかもしれず、安いもので我慢してもらおうと思うと、今度は獣医さんが、安物はダメ、尿路結石を起こさないようこれを与えなさいと奨めてくれるフランス製のキャットフードは1㎏2000円の高級品。

 ああ、もうダメ! 猫のことを考えると思考回路は緊急停止。一体どうしよう。曰く、せっかく命をつないだミーシャに避妊手術を受けさせるのはかわいそう、また曰く、生まれた子猫を兄弟バラバラに人にあげるのはかわいそう…とすべてを優柔不断にしてきた私に猫を飼う資格はないのかもしれません。

 避妊手術などという非人道的(?)な方法ではなく、もっとおだやかな避妊方法はないものかと、まだ年若い友人に相談しました。すると、「猫にパンツをはかせたらどうでしょう?」とまじめに提案してきました。

 今朝、父のために来てくれているヘルパーさんが、「子猫ちゃんたちがお腹が空いたといって私のズボンにさばりついてきて仕事にならないので勝手ながら餌をやりました」というので餌入れを見たら食パンの山が。

 飼い主だけでなく周囲の人も猫のことになると支離滅裂。

本誌:2007年8.27号 14ページ

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