WEB VISION OKAYAMA

連載記事

世界フィギアスケート大会

 世界フィギュアスケート選手権大会が東京で開催され、日本人選手が大活躍。倉敷出身の高橋大輔も、大きな試合に出るたびに精神面でも強くなって、遂に銀メダルをつかみ取りました。

 雪も降らず、氷が張るわけでもない岡山から、フィギュアスケートの超一流選手が出てくるのは意外といぶかってみたものの、織田信成は大阪、女子シングル金メダルの安藤美姫、銀の浅田真央は名古屋出身なので、気候と関係なく、身近な場所にリンクがあることがいい選手を生み出す必要条件のようです。

 それにしても、選手のルックスが一昔前とは様変わりしているのは驚きです。もはや、かつての伊藤みどりタイプの選手は絶滅したかの観がありました。

 高橋選手にいたっては、素朴な岡山県人の身体的特徴はかけらもなく、どちらかと言えば夜の六本木が似合いそう。

 東京大会は、望む限りこれ以上ないというすばらしい結果になりました。ただ1つだけ残念だったのは、報道写真の切り口です。

 女子シングルは金銀銅そろってアジア人が独占した史上初の快挙であったにも関わらず、テレビも新聞も安藤、浅田だけをクローズアップ。山陽新聞の紙面ではショートプログラムで完璧な演技をした韓国のキム・ヨナがフリーで転倒したシーンを掲載していました。

 キム・ヨナの活躍を応援していたであろう同朋がとりわけ多い日本でこのような扱いをするのは、あまり誉められたことではありません。両国の政治的、文化的不協和音がスポーツ報道にまで悪影響を及ぼしているように感じたのは私だけでしょうか。

本誌:2007年4.16号 14ページ

PAGETOP