WEB VISION OKAYAMA

連載記事

ボンバルディア

 3月13日朝、インターネットの画面を見ていたら「全日空機、前輪が出ず旋回中」という信じがたいニュースが速報されていました。

 ひょっとして現在進行形?という気がして慌ててテレビをつけたら後輪だけ降ろした機影が小さく写っていました。まるで航空機パニックものの映画さながらの光景が生中継される残酷さ!

 しかし、ドラマではなくて現実の飛行機がテレビ画面の中で前輪を欠いたまま滑走路に進入、火花を散らしつつ減速していく様子は悪夢そのものでした。

 それにしてもこのカナダ製ボンバルディアは、トラブル頻発というのに小型旅客機市場では競合メーカーがなく、航空会社にとっては魅力的な機種らしい。でも、ボンバルディアなんて名前が悪すぎるのではないでしょうか。

 ボンバルディア、つまり爆撃機。 なぜそんな名前なのかちょっと調べてみました。1937年にジョセフ・アルマンド・ボンバルディアという人が小さな修理工場でスノーモービルを製造したのが会社の始まりだそうな。“爆撃機”というのが姓なのだから仕方ないとはいえ、航空機メーカーとしては勇ましすぎます。

 ちなみに岡山電気軌道の名物電車「MOMO」の台車も同社製とのこと。今回の事故では、ベテラン機長が抜群のテクニックを発揮し、冷静に“ソフトランディング”させるのに成功したからよかったものの、一歩間違えれば機体破壊・炎上という最悪のケースになるところでした。

 ボンバルディア社製の機体を総チェックすることもさることながら、まずは社名を変更してみてはいかがなものかと…。

本誌:2007年3.26号 12ページ

PAGETOP