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[生保] 会社の健全性を知る基準

Q.加入している生命保険会社の経営が健全かどうか知りたいのですが、何を見ればよいのでしょうか。

支払余力や収益力など…協会でも分かりやすく解説

A.生命保険会社の健全性を判断する基準として、支払余力を示す「ソルベンシー・マージン比率」と、収益力を示す「基礎利益」があります。

 ソルベンシー・マージン比率が200%を下回った場合には、監督当局(金融庁長官)によって早期に経営の健全性の回復を図るための措置がとられます。

 いずれの指標も各社が作成しているディスクロージャー誌に掲載されており、ホームページなどで誰でも容易に見ることができます。ディスクロージャー誌は生保各社の本社、支社、支部などで閲覧できます。

 なお、ソルベンシー・マージン比率や基礎利益だけをとらえて経営の健全性のすべてを判断することは適当ではありません。生命保険会社が作成するディスクロージャー誌で資産状況や業績の推移などの経営情報を得たりして、総合的に判断する必要があります。

 (社)生命保険協会では、ディスクロージャー誌の見かたを分かりやすく解説した「生命保険会社のディスクロージャー虎の巻」を作成しています。また、同協会のホームページでも、ディスクロージャーについて解説したQ&Aコーナーを設けています(http://www.seiho.or.jp/)。

●解説
※ソルベンシー・マージン 生命保険会社は将来の保険金などの支払いに備えて責任準備金を積み立てているので、通常予想できる範囲のリスクについては十分対応できます。しかし、大災害や株の大暴落など、予想もしない出来事が起こる場合があります。このような「通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる支払余力」を有しているかどうかを判断するための行政監督上の指標の1つがソルベンシー・マージン比率です。

※基礎利益 1年間の保険本業の収益力を示す指標の1つで、一般企業の営業利益や銀行の業務純益に匹敵するものです。これに「有価証券売却損益」や「臨時損益」などを加えたものが経常利益となります。

岡山県生命保険協会
岡山市駅前町1-9-15明治安田生命ビル

本誌:2007年3.19号 25ページ

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