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岡山駅トイレ考

 以前から岡山駅はトイレが少なくフベン極まりない駅でしたが、今回のリニューアルで解消されるのかと思っていたら正反対でした。

 駅上に商業施設がいっぱいできて駅の利用者が飛躍的に増加したにもかかわらず、改札外トイレはたった1カ所(女性用は2カ所)しかありません。しかも、「ホテルグランヴィア岡山」に行く渡り廊下の途中のようなところにひっそり設けられているのです。

 男性用トイレを見たら、大小とも2コずつしかありません。しかも、店舗の従業員までこの客用トイレを使っています。今まであった一階のトイレも撤去されてしまいました。まさにトイレ地獄。

 一方、洗面所、休憩所、待ち合い室といった駅本来の機能スペースをぎりぎりまで削減して出現したものが飲食店です。おしゃれな飲食店でしっかり飲み食いした結果発生する”おみやげ”は自宅までお持ち帰りください、ということでしょうか。

 リニューアル記念に明治以来の駅の歴史的写真が展示されていました。なつかしい岡山駅。昭和30年代の駅の方がずっと機能的で風格があり、蒸気機関車で引っ張られる列車で通学していたころのことがなつかしく思い出されました。

 当時の面影はもうどこにもないと思いながら瀬戸大橋線のホームを歩いていたら、レトロなものがありました!ホームの端っこに、今風の言い方をすればかなり”きもい”雰囲気の男女兼用和式トイレがひっそりと、しかし、立派に健在です。

 岡山駅でもよおしたら、ホテルグランヴィアに走るか、ホームの端を狙うか、常日頃シミュレーションしておかないといけません。

本誌:2006年10.23号 14ページ

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