WEB VISION OKAYAMA

連載記事

[オフィス] ドロップシッピングとは

 Q 最近脚光を浴びつつあるドロップシッピングとはどのような販売手法なのですか。

 アフィリエイトと類似

 A インターネットの世界では、数年前まで、ドッグイヤーという言葉をよく耳にしていたが、最近では、あまり使われなくなった。ネットの世界での変化の速さを、もう多くの人が、常識として認識しているからかもしれない。

 そんな中、またまたネットの世界で新しい販売手法が現れた。ドロップシッピングという販売手法である。米国では、既に一定の規模に達しているようで、まだまだネットのツールや手法で米国は日本の数年先を行っているようだ。

 ドロップシッピングとは、アフィリエイトに非常によく似ている。アフィリエイトは、ショップ運営者の側から見ると、個人などに販売店として登録してもらい、販売代行し、売買が成立した場合のみ、販売手数料を支払うという成果報酬型の広告である。

 ただ問題点として、手数料が低い、自分のサイトでは販売が完結しない、価格は自ら決定できない―などがあった。ドロップシッピングは、そういう欠点をすべて解決する。価格も自ら決定でき、販売店が自分のサイトで販売を完結することができ、アフィリエイトに比べると手数料も高い。

 では、悪い点はないのか。当然、メリットばかりではない。アフィリエイトの場合、顧客との応対や責任はほとんど関係なかった。ところが、ドロップシッピングだと、お客のデータを入手できる代わりに、お客との応対は必要だし、責任も発生する。リアルな商売での代理店に近い。ただ、違いは在庫を持たなくていいこと。このことにより豊富な品揃えを容易に実現することができる。資金に乏しい個人でも、ビジネスチャンスが格段に高まる。

 では、アフィリエイトはなくなるのだろうか。わたしは、そうは思わない。ハイリスクハイリターンを選ぶのか、ローリスクローリターンを選ぶのかという選択だと思う。個人や個人商店など、豊富な資金がなくても、ネットビジネスに参入するハードルは、ますます低くなっている。一方、新規参入はどんどん増えるので、競争はさらに激化する。消費者に選ばれるだけでなく、アフィリエイターやドロップシッピング利用者に選ばれる業者にならなければ、厳しいネットビジネスで成功することは困難だ。

 斎藤 ksaito@office-goods.co.jp


(株)サイトウジムキ社長
斉藤謙次 氏
倉敷市児島駅前1-22-3
TEL086-474-2700

本誌:2006年9.25号 25ページ

PAGETOP