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台風被害

 アテネ・オリンピックの感動がさめやらぬうちに、浅間山が噴火、和歌山沖では東南海地震の前兆を思わす大規模な地震が立て続けに発生、そして台風16号、18号は沖縄から北海道まで吹き抜けて大変な被害を出しました。まさに天変地異続発の日本列島です。

 私も早々、高潮の被害にあった知人を見舞って牛窓まで行ってきました。生活用具が粗大ゴミと化して道路際に積まれている光景は震災直後の神戸を思いださせるものがありました。

 知人のひとりは阪神大震災で被災したのをきっかけに牛窓に移り住んだのですが、偶然とはいえ二度も自然災害に見舞われ本当にお気の毒です。

 私自身もささやかながら被害を受けました。マンション10階の仕切り板が外れて駐車場に落下、私の車を直撃したのです。マンション保険からも自治会からも損害が補填されるようすはありません。こうなると、「駐車場は広いのになぜ私の車だけが‥」という屈折した被害者意識にさいなまれます。

 今回の台風では、行政による避難勧告が決定的に遅かったこと、伝達も不十分だったことなどが指摘されています。陣頭指揮をとるべき市役所(玉野)そのものが水浸しになり機能しなかったことを思うと、もともと高潮に対する危機感はなかったのかもしれません。

 自然災害がほとんどないと言われている岡山県においても防災行政の課題は大きいことを示した連続台風だったようです。

本誌:2004年9.11号 16ページ

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