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連載記事

[オフィス] HP活用で業績アップ

Q.ホームページの有効活用法は。

顧客との接点づくりに活用

A.岡山県でもブロードバンド化が進んできたが、実際にビジネスに有効活用できている事例は少ない。通信販売の事業を行わない限り、ホームページ(HP)は軽視されている。では、本当にHPは業績アップに関係ないのだろうか。

 他県ではあるが、HPで住宅やマンションが売れるケースは既に出てきている。営業マンが商談をフォローするきっかけ作りのためのツールとして、HPは非常に有効だ。

 ところが、最近ではネットで商売になりにくいと思われていた地域密着型ビジネスでも成功事例が出てきた。歯科医院がそうだ。歯科医院もHP上で商品を販売してはいない。一見ネットとは無関係なように思える。だからHPを作成している歯科医院は少ない。しかし、ライバルが少ないからこそ、非常に有効なのだ。重要なことは、ネット上で売るのではなく、問い合わせを受けることだ。HPというと、モノを売るという印象が強いが、顧客との接点を作るきっかけにもなるのだ。例えば、岡山に転勤してきた人が、歯医者に行こうとすると、どこに行っていいのかわからない。情報を得るため、ネットで検索してみる。するとそこに出てきたのは、ほんの数件。その中から選ぶことになる。HPがなければ、土俵に乗ることさえできないわけだ。

 土俵に乗ったら、次は、HPの中身だ。デザインも重要だが、凝り過ぎは禁物。大事なことはわかりやすいこと、情報が十分にあること。歯科医院の場合であれば、どんな院長か、どんな治療方針か、スタッフはどんな風か、院内の雰囲気はどうか―などなど、そういう情報をきちんと伝えること。そうすると、患者のほうで選んで来てくれる。

 ここで気をつけたいのは、せっかくHPで集客しても、実際の応対が悪いと逆効果。悪い口コミを生むことになる。悪い噂は広まるのが早い。応対とHPは言わば両輪なのだ。しかし、ネットの世界はなぜかリアルと切り離して考えている人が多い。

 今どきFAXのない会社はない。HPについても、近いうちに似たような状況になるだろう。HPを作ってみると意外なほど書くことがないことに気づくだろう。まずは、そこから始まる。一所懸命考えて、少しずつ情報を増やしていく。その過程が自社を見つめ直す、いい機会になる。


(株)サイトウジムキ
社長 斎藤謙次
倉敷市児島駅前1-22-3
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本誌:2004年8.21号 37ページ

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