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巻頭特集ライフデザイン・カバヤ

CLTハイブリッド構法をスタンダードへ 構造見えるショールーム開設

 住宅メーカーのライフデザイン・カバヤ㈱(岡山市北区中仙道2-9-11、窪田健太郎社長、資本金9000万円)は、4月12日、岡山市南区海岸通2-4-5の岡山南展示場内に構造躯体を見学できる初の体験型ショールーム「構造Lab.(ラボ)」をオープンした。昨年10月に立ち上げた在来軸組工法にCLTパネル(直交集成板)を組み合わせた独自の「CLTハイブリッド構法」の特徴や安全性、信頼性を伝え、CLTの住宅普及という同社の目標実現への試金石となるショールームだ。

 同構法は、CLTパネルを耐力壁として入れて耐震性を担保するもの。CLTパネル(厚さ6cm、幅80cm、高さ最大280cm)の四隅を斜めに落としたダイヤモンド型にすることで、地震時に揺れのエネルギーを四隅に逃がす仕組みで、高価なCLTの使用を減らすと同時に、固定個所にエネルギーが集中して破損する問題を解消した強く、普及させやすい画期的な構法。国立研究開発法人土木研究所(茨城県つくば市)で行った震度5~7相当の揺れを繰り返す耐振動台実験で連続70回の加振でも構造体に大きな損傷が見られず、強度を示す壁倍率で最高評価の国土交通大臣認定を取得している。

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本誌:2025年4月28日号 4ページ

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