WEB VISION OKAYAMA

連載記事社説

文化として根付くファジアーノ

 サッカーJ2のファジアーノ岡山が、昇格プレーオフ決勝でベガルタ仙台を2対0で破り、J1昇格を決めた。チーム創設から約20年、Jリーグ参入から16年目での悲願達成で、岡山県民の1人として、また創設間もないころから取材してきた者として、心から喝さいを送りたい。

 ファジアーノを初めて取材したのは2007年8月のこと。当時は中国地域リーグで優勝争いを繰り広げており、地域リーグ所属チームでは初めてJリーグ加盟の必須条件である「準加盟」を認められた木村正明社長が、喜びよりむしろ「チェアマンから桃太郎スタジアムなどのハード面、行政との連携、県民の盛り上がりは評価されたが、大きな課題として財務面の強化と、固定練習場の確保は選手育成・強化の上で欠かせないと言われた」と課題を強調したのが印象に残った。

会員申し込みはこちらから

本誌:2025年1月1日号 112ページ

PAGETOP