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メソポタミアの悪霊パズズ像

 山陽新聞に興味深いコラムが掲載されていました。(一日一題、8月16日)。タイトルは「古代オリエントへのいざない」、執筆者は那須正己さん。岡山市立オリエント美術館が紹介されていました。

 アメリカのホラー映画の中でもずば抜けて怖い作品、「エクソシスト」の冒頭部分。イラク北部の古代遺跡発掘現場でメリン神父が古代の悪魔の像を発見するシーンについて言及されていて、何とその悪魔像が岡山市立オリエント美術館でも所蔵されているとのことです。

 「エクソシスト」のストーリーに沿って言えば、その悪魔パズズはメリン神父が住んでいる現代のアメリカに現れ、ある少女に取り憑き、神父は命懸けでこの悪魔と対決します。しかし、パズズはキリスト生誕よりはるか何千年も昔から古代メソポタミアにいた悪霊であり、キリスト教の神父による悪魔払いなど効き目があるのだろうか、と私は最初に「エクソシスト」を見たときから疑問に思っていました。

 ともかく、岡山でパズズ像が見られることが分かりさっそくオリエント美術館に出掛けてみました。

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本誌:2024年9月2日号 10ページ

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