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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

日銀政策金利を0.25%にアップ

 日銀総裁が黒田さんから植田さんに交代したのが昨年の4月で、世間は一日も早いゼロ金利政策が是正されることを期待するも、ようやく今年3月にゼロから0.1%にアップ、その後の追加利上げがいつになるのかいろいろ憶測が飛んでいました。それが2024年7月末日の今日0.25%にする発表があり、東京株式市場は好意的な反応を示しました。

 素人目には遅すぎる決断だったように感じますが、政府の意向などもあったのでしょう。ともかく日本の経済、為替動向にプラスになることは間違いありません。実際ここ数年のドル円相場の高騰(円安)は輸入物価の高騰を招き、とりわけ産業、経済の根幹を支える原油価格の高騰は国民生活を直接、間接に苦しめてきました。また極端な円安はインバウンドの旅行者を喜ばせるだけで、日本人は大好きなハワイにも行けなくなってしまいました。ワイキキではラーメン一杯が3000円(20㌦)もするという話を聞きます。

 またゼロ金利下では銀行の収益が大きく下がり、銀行はあらゆる業務で手数料を上げてきました。わずかな金額の送金にも何百円も要求するし、硬貨の両替手数料に至っては「法外」という以外言いようがない手数料です。

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本誌:2024年8月12日号 10ページ

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