私は昔からタクシーに乗るのが苦手です。まして外国のタクシーなど。ただいま、約1年ぶりにタイの首都バンコクに来ています。旅の相棒は大阪で公務員をしていたころの物知り後輩君。心強い旅のエキスパートです。関空発格安航空のピーチエア便がバンコクに到着したのは深夜0時過ぎ、すでにバスも電車も終っていて、いくらタクシーが嫌いだと言っても他に移動手段はありません。

　我々が乗り込んだタクシーの運転手は「900バーツ(約3600円)でどうか？」と聞いてきます。私はてっきり高速利用代金の話かと思い、「100バーツしか払わない」と返答。運転手はお話にならないとばかり失笑して話が進みません。結局メーターを倒すよう要求し、運転手はしぶしぶ承諾。気まずい雰囲気のなかタクシーは空港を出発しました。ちなみに我々は2人とも小さなリュックしか荷物を持っていなかったのですが、運転手はわざわざトランクルームを開け、そこに荷物を入れるよう指示してきました。

　さてホテルに到着。メーターは501バーツでした。空港利用加算料金50バーツ、高速道路利用料金75バーツを含めトータル626バーツ(約2500円)でした。

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