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連載記事社説

「女性活躍」に欠かせない支援拡充

 労働力不足を補うカギとなるのが女性活躍。岡山県下では、全国でも珍しいものづくり企業の女性経営者による「岡山県ものづくり女性中央会」が2018年に発足し、働き方改革や採用などをテーマに活発に活動している。また、昨年秋には全国の女性経営者約300人が集い、「レディース中央会全国フォーラムin岡山」が開催されるなど、女性経営者の活躍にスポットが当たる機会が増えているが、このほど新たな女性組織として「アローハーネス協業組合女性部」が発足した。

 同協業組合は、自動車の機械装置に組み込まれる、電源装置や信号通信用の電線を束ねた集合部品「ワイヤーハーネス」の製造を手掛け、小規模事業者5社が集まり2007年に設立された。ハーネス製造はもともと内職作業が多かったこともあり、従業員47人の95%を女性が占める、女性なしでは立ちいかない職場。「もの女」を担当する県中小企業団体中央会の担当者が、「女性活躍の機運をさらに盛り上げよう」と、理事長交代のタイミングに合わせて働き掛けたところ「女性の声を職場に取り入れ、より働きやすい職場にしたい」(井手尾一生代表理事)と快諾。全国に660ある協業組合としては初めてとなる女性会が誕生した。

 同じ時期には、キャリアに応じた人材育成を支援する岡山県の「実践!おかやま産業人財育成塾」の募集がスタート。

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本誌:2024年5月20日号 17ページ

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