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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

JRは誰のための会社なのか?

 1960年、中学校入学以来数十年にわたって国鉄および分割民営化後のJRのお世話になってきた国民の一人として、JRはこの先どうなるのだろうと心配がつのります。

 先日、共同通信社が行った「過去10年間に実施されたJRのダイヤ改正に関するアンケート」の結果が公表されました。全都道府県のうち17府県が住民の通勤通学や観光面で「懸念通り、または懸念以上のマイナスの影響」を経験したとのことです。この17府県を含め、全体の7割に当たる33道府県が負の影響を受けた、と回答したそうです。

 東京都だけは「回答は控える」としたのは当たり前でしょう。首都圏のJR、私鉄網、地下鉄が連携した鉄道サービスは間違いなく世界一のレベルなので文句のつけようがありません。ところが地元岡山で暮らしていてJRのサービスは年々酷くなっていくのが感じられます。

 その中でも特に不便だと思うのは、山陽本線の岡山・相生間の電車本数が岡山・福山間に比べ極端に少ないことです。

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本誌:2024年5月20日号 11ページ

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