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- VISION OKAYAMA 2024年4月8日号
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連載記事社説
「第三者」の目線を持つ
ナカシマグループ(岡山市)が、吉備高原都市に整備していたビジネス交流拠点「吉備高原Nスクエア」が、4月1日オープンした。デジタル田園健康特区の指定や、海外の先端技術移転の仲介拠点となる「オープンイノベーションセンター」開設など、吉備高原都市で進むプロジェクトに参加する技術者らが、滞在中に活用できるコワーキングスペース機能を有し、移住起業家らとの交流を促すことで岡山から世界へ向けたイノベーション創出が期待される。
吉備高原都市が近年脚光を浴びるきっかけは、父親が国際研究機関と日本企業との仲介役を務める縁から自身もネットワークを持つ起業家・鈴木肇氏が東日本大震災後に移住し、長年温めていたイノベーションヒルズ構想をスタートしたこと。それを受けて「800億円を投資し、全国企業も誘致した吉備高原都市が長年ほったらかしにされて申し訳ないし、気掛かりだった」という想いを抱いていたナカシマホールディングス㈱社長の中島基善氏が中心となり経済界が支援体制を整え、今回の施設整備も単独で踏み切った。吉備高原都市が地盤の強固な高台にあることから、将来の首都移転候補地として運動を展開するグループもある。
吉備高原都市は、旧自治事務次官を務めた故・長野士郎知事が「人間尊重」を理念に、豊かな福祉社会の実現を目指し構想を掲げた。
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