2005年の春先、散歩道に捨てられていた赤ちゃん猫を拾って家に帰りました。本当に小さなメスのサビ猫でミーシャと名付けて育てました。あっという間に子猫時代が過ぎ、ミーシャは半年にもならないうちに子どもを5匹産み、さらに3カ月後には子育てもまだ十分終わらないうちにまたも5匹の子どもを産んで、我が家はあっという間に11匹の猫ハウスになってしまいました。

　その上捨て猫も1匹加わって合計12匹に！その時点になってようやく事態の大変さを痛感することとなり獣医さんにお願いして全員に避妊手術をしてもらいました。ひとつの家に12匹も飼うことは無理なので6匹ずつ親の家と私のマンションに分かれて生活しています。おおむねみんな元気であっという間に19年の歳月が流れてしまいました。

　しかし猫の19歳というのは人間で言えば相当な高齢になるそうです。そしてついに今年の1月末にマンション組の1匹がなくなりました。さいわい猫は兄弟姉妹の死に対し、人間のように悲しむことがないのは救いです。

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