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連載記事山田響子の魅力を引き出すコミュニケーション術

伝わる話の3点セット「事実」「理由」「事例」

 あなたは、話して伝えることで人の心を動かしたいですか?そして、そのことに自信はありますか?

 自分の言葉で人を動かしたいけれど、その自信はあるとは言えないという方の方が多いのではないでしょうか。わたしは、セールスの現場の成約率を上げるお手伝いをしています。価値提供することで話を聞いていただき、長期講座への契約をしていただくというシーンです。いわゆるフロント商品からバックエンド商品への流れを作るお手伝いです。

 フロントサービスから、クロージングタイムの記録動画をチェックして、どこに改善点があるのかをお伝えしていくのですが、ほとんどの場合で、いえ全ての場合で「説明しすぎ」という現象が起こっています。そのため、頭で「いい」と思っても、心が「欲しい」と思ってもらえない、ということが往々にして起こっているのです。

 人はイメージの生き物です。イメージできないものは欲しくないのです。ですから、説明しすぎると、それはいいですね、画期的ですね、と言ってくださるのに、契約してくれないということが起こるのです。

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本誌:2024年3月11日号 15ページ

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