市長は本社にトップセールス　都市計画変更が高いハードルか

　赤磐市で、米国発祥の倉庫型量販店「コストコ」の出店構想が持ち上がっている。地元では、友實武則市長が誘致に前向きな姿勢を示しているとの声が聞かれ、もし実現すれば強力な広域集客が見込まれることから地域活性化への期待が膨らむ。一方、大規模な民間開発には、県知事の許可による都市計画の変更が避けられず、その行方は見通せない状況だ。

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　複数の地元関係者によると、友實市長がコストコの誘致に積極的なことは「地元では周知の事実」。友實市長は取材に対し、「特定の企業だけ誘致しようとするものではなく、現段階では具体的に公表できる事実はない」としながら、企業誘致に向けたトップセールスで訪れた複数の企業の中に、コストコ日本法人（コストコホールセールジャパン㈱）本社が含まれることを認めている。開発担当者ら数人のコストコ社員が、同市内で出店の可能性がある土地を訪れたという情報もある。