毎年いまごろの季節になると図書館や市役所に出かけるのがおっくうになります。そういう場所での空調が多くの場合、私の肌感覚に合わないからです。先日岡山県立図書館に出かけた際に、図書館玄関口から道路の向こう側にある県庁の黒い建物を振り返って見たら建物5階分の長さの懸垂幕が目に入りました。

COOL CHOICE
冷房に頼りすぎない工夫を
賢く選択（クールチョイス）
防ごう温暖化！
冷房時室温目安　28℃
COOL BIZ

　県庁職員のおそるべき言語感覚！今こうして書き写していて初めて、これを作ったコピーライター氏の「クールチョイス」あるいはCOOL CHOICEという摩訶不思議な言葉の列挙の意味が何となく想像できました。

　「冷房に頼らない」涼しさを賢く工夫しろなどと言われても、昨今真夏の気温は35、6℃になるのは当たり前、どうかっこよく(COOLに)暑さをしのごうとしてもワイシャツはびしょ濡れ、課長さんや部長さんの体からはところかまわず加齢臭が発散し、額は脂汗ダラダラ。何がクール？どこがクール？冷房を下げる以外いかなる選択肢があるというの？

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