日本初の国産自動車製作の偉人　胸像を京橋に移転

　岡山市出身で、日本初の国産自動車を製作した技術者・山羽虎夫を顕彰しようと、岡山市北区京橋町の森崎稲荷前で胸像の除幕式が行われた。

　功績をたたえる胸像は1954年、郷土史家の岡長平氏らが発起人となり岡山城内堀付近に建立された。世界で初めて空を飛んだ鳥人幸吉、日本初の女医オランダおいねらと肩を並べる岡山の偉人について、より多くの人に知ってもらうため人通りの多い場所への胸像の移転構想が浮上。当初は工場を構えた千日前への移転が検討されたが適地が見当たらず、多くの人が行きかう京橋への移転が決まった。