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企業・事業紹介大真グループ代表 大塚真弘氏

グラウンド付き民間公園オープン 地域の多世代交流促すハブ拠点に

 建設、福祉、保育事業の大真グループ(岡山市南区万倍43-1、大塚真弘代表)は、このほど、岡山市南区万倍54-3にグラウンド付きの民間公園「dix park manbai(ディックスパークマンバイ)」をオープンした。地域住民の憩いの場として提供するほか、グラウンドにはフットサルコートを整備し、ファジアーノ岡山の子ども向けサッカー教室なども誘致した。大塚代表に開設の思い、今後のビジョンについて聞いた。


□公園開設の思い。

 私が子どものころと比べ、イベントや祭りなど地域の人が集う機会や場所が減ってきており、地域住民同士のコミュニケーションが図れなくなっていることに課題を感じていました。万倍地区には、2019年に企業主導型保育園「つくし保育園万倍園」を開園し、20年に「デイサービスセンター万倍の里」、昨年児童発達支援・放課後等デイサービスの「アクティブスペースみらい万倍店」と、子どもから高齢者まで幅広い世代への支援をしてきました。

 新本社も昨年10月に保育園隣に建設し、1階には地域住民の方が会合などで利用できるフリースペースも設けました。今回の公園がハブとなり、地域の幅広い世代の方が集い交流できる場を目指しています。

□公園の概要は。

 デイサービスセンター隣の田んぼ(約3300㎡)を借り、人工芝のグラウンド、広場、ウッドデッキ、菜園、トイレを整備しました。駐車場も28台分確保しています。グラウンド以外は、いつでも無料で利用いただけます。

 グラウンドは、ISP環境開発㈱(岡山市)が展開する環境に配慮した次世代人工芝「D-REY turf」を採用しました。競技用にも対応した人工芝で、膝や足への負担を軽減でき怪我の防止につながります。ファジアーノ岡山サッカースクール岡山万倍校として利用がスタートしました。フットサルだけでなく、さまざまなスポーツやフィットネス、イベント会場としても利用できます。地域住民の方限定でオープン前の9時までは、交流の場として利用できるよう無料開放することも考えています。

□他の事業とどのように連携させる。

 デイサービスでは、広場を使ったリハビリや軽い運動。保育園は、広めの園庭として運動会や各種イベントスペースとして活用します。ファジアーノ岡山のサッカー体験カリキュラムも導入しました。通所する高齢者は、園児が元気に遊ぶ姿を見ることで心が豊かになり生きる活力が生まれます。また、園児には、高齢者と一緒に昔遊びや、日本の古き良き文化を知る学びの時間を提供します。自然と多世代交流ができる環境を整えることで、相乗効果を図り、他の施設との差別化につなげたいと思います。

 万倍地域は、幅広い世代が共存できる地域づくりの試金石で、モデルケースとして発展に努め、将来的には他の地域にも広げていきます。

□今後のビジョンは。

 保育園、児童発達支援、放課後等デイサービス、不動産サービス、サービス付き高齢者向け住宅と、生まれてから亡くなるまで、生涯に渡って支援できる企業グループを目標としています。放課後等デイサービスでは、小学生までの受け入れ施設が多いですが、就労までの支援を見据えて展開し、グループ内での就職受け入れもできるよう、就労継続支援事業にも挑戦したいと思います。

 希望がなければ未来は感じられません。これからも、社員や世間の声に耳を傾け、思いを形にすることに挑み、次代を担う子どもたちに希望を与えられる企業を目指したいですね。



大真グループ概要

所在地/岡山市南区万倍43-1
代 表/大塚真弘
従業員/約100人
年 商/約20億円
電 話/086-238-3508
FAX/086-238-7960
H P/https://daishingroup.net

グループ企業
・㈱大真(建設業・運送業・エネルギー業)
・一㈱(療育・支援事業、老人福祉施設事業)
・みらい㈱(保育事業)
・㈱リアズ(高齢者福祉事業)
・TRANSCENDER㈱(不動産事業)
・㈱TOMONI(ライブ配信事業)

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