「日用品」から「し好品」へ　新しいコンセプトでマッチ市場創出　若者取り込み老舗守る

　現存する国内最古のマッチメーカー㈱中外燐寸社（岡山市南区浦安南町550、田中礼一郎社長、資本金1000万円）は、日用品としてマッチの需要がなくなる中で「し好品」として生き残りを図ろうとしている。近年、若者の間でブームの、キャンドルやお香など自分の世界に浸る時間を演出するツールとして、ライターでは代用できないニッチなニーズを創出する新しいコンセプトの商品を発売。創業132年の老舗企業が固定観念にとらわれない新しいアプローチで活路を開く。