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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

いつまで続くのか海外渡航制限

 新型コロナ感染症が世界規模で拡大する前、海外旅行に出かけることはほんとうに簡単なことでした。国内旅行との違いはパスポートの携行が必須なことぐらい。日本のパスポートを持っていさえすればほとんどの国への入国はフリーパスでした。空港での出入国手続きに要する時間はセキュリティ検査の順番待ちに多少時間がかかるとしても2時間も余裕を見ておけば何の問題もありませんでした。

 ところが今や国際試合に参加する著名なスポーツ選手でも当該国に入国する際の検疫が厳しいものです。2週間もホテルに缶詰にされて調子が狂った、などという話を聞くにつけもともと日本人に多い3泊4日とか4泊5日の観光旅行などスケジュール的に不可能な感じがします。そこで2、3の国への現在の渡航状況を調べてみました。

 従姉妹たち親戚の多いカナダに行く場合は、日本においてPCR陰性証明書を取り、到着空港では入国手続きを終えたあと指定ホテルに3日間滞在し、何事もなければ目的地の宿泊地で14日過ごし、その後は晴れてどこでも自由に移動できるということです。観光旅行に出かける場合のPCR検査費用は自由診療になるため全額自己負担で最低でも4万円かかり、カナダでの最初の強制宿泊のための滞在費はもちろん旅行者本人の負担です。さらに航空運賃もコロナ以前のような10万円前後だった格安運賃は見あたりません。アメリカの場合もカナダと似たりよったりですが、ハワイは例外的に日本から観光旅行に行く場合、入国後の行動制限はないようです。

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本誌:2021年GW特別号 12ページ

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