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連載記事なんでもQ&A[生命保険]

経営者のリスク対策

 Q 社長が万一の場合に備え、どのようなリスク対策が必要なのか教えて下さい。

 A ①事業保全リスク②役員退職金リスク③相続・事業承継リスク④老後の生活資金リスクの4つのリスクに備える必要があります。

 ■個人と法人の両面からの準備 経営者のリスク対策は、個人と法人の両面からの準備が必要です。経営者は、家庭では、家庭の世帯主として家族の生活を支え、会社では多くの従業員やその家族の生活を支えている、極めて責任が重大な存在です。

 ■事業保全資金の準備 経営者の死亡や、ケガや病気により就業不能状態になった場合でも、無事に事業を継続させるための資金準備が必要です。短期債務の返済資金や一定期間の、従業員給与や法定福利費を準備しておくと安心です。

 ■役員退職金の準備 役員退職金は経営者や配偶者の老後生活資金や、重大な病気にかかった時の治療費や闘病費用などのために、なくてはならないものです。その原資を準備しておかなければ、退職時の決算状況や財務状況によっては、支給できないこともあります。

 ■相続・事業承継対策 相続税は10カ月以内に現金納付が原則です。また、兄弟間などで争いが起きてしまったら、無事に後継者に自社株を承継させられません。相続税の納税や分割などのために、死亡退職金や弔慰金の財源を確保することが重要です。遺言書や自社株対策が必要な場合もあるでしょう。

 ■老後の生活資金の準備 法人での退職金の準備に加え、個人でも準備することが肝要です。安心して老後生活を送るために、個人年金や医療保険の活用をお勧めします。

 ■偏ったリスク対策は行わない 経営者は法人の代表者であり事業保全リスク、役員退職金リスクを有します、また家庭では世帯主として相続・事業承継リスク、老後の生活資金リスクを有します。両面のリスク対策を準備しなければならない、生命保険会社のライフコンサルタントを活用してリスク対策を講じておくことは重要な事です。

本誌:2020年4月20日号 18ページ

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