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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

カナダでの出入国手続き

 9月にカナダ旅行をした際に感じた空港での出入国手続き、税関審査のあり方について、感じたこと、日ごろ疑問に思っていることについて述べてみたいと思います。

 今回の旅行は関空発バンクーバー乗り継ぎカルガリー着の往復でした。大阪で預け入れたバッグは最終目的地カルガリーでの受け取りです。入国地バンクーバーに到着すると、“キオスク”というパスポート読み取り端末が並んでいるコーナーに誘導されます。その機械がパスポート情報と顔写真による照合、eTA(事前申請した電子渡航認証)情報との照合などすべてをするようです。

 さらにキオスクマシーンは税関申告事項を質問してきます。すべての項目に対し“No”をチェックするとレシートがプリントされてきます。これを係員に渡すだけで入国審査と税関申告は終了、カルガリー行きの国内線飛行機が待っているゲートに移動します。

 カルガリー到着時に大阪で預け入れたバッグを受け取るわけですが、荷物は到着ロビー外の非制限エリアにずらりと並んでいるターンテーブルから流れ出てきます。この点が日本と大違い。大阪で預けた大きなバッグは税関審査を受けることなく国内線到着ロビーの外で自由にピックアップできます。日本ではありえない税関申告システムにはびっくり。

 カナダからの出国はさらに簡単でした。出発24時間まえにエアーカナダから私のスマホあてに「ただ今チェックインをお願いします」の案内があり、その場で搭乗券をスマホ上に発券。空港では大阪までのバッグもセルフサービスで預け入れし、セキュリティに進みます。あとはもう国内線とか国際線などいっさい意識することなく、バンクーバーで乗り換え、関空に帰ってきました。

 旅行者の目に見えないところでどのような税関チェックがなされているのかよく分かりません。しかし、日本のように旅客を国内線利用と国際線搭乗にきっちり区分けする必要性ってどこにあるのだろう?カナダで普通にできていることがなぜ日本ではできないのか、岡山のような小さな空港まで国内/国際の動線を完全分離する意味合いって何なのか?航空機での旅にとって大切なのはセキュリティの確保であって、旅行客の行き先ではないと思います。入管、税関の画期的改革を望みます。

本誌:2019年10月14日号 18ページ

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