WEB VISION OKAYAMA

連載記事小林裕彦弁護士の「ホンネの経営法務」

初動対応の重要性

 「VISION岡山」購読者の皆様、はじめまして。小林裕彦法律事務所代表弁護士の小林です。今号から月に1度、経営法務について゛ホンネ”で書き綴りたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 経営法務とは、企業経営に必要な法務一般のことをいいます。その中には、就業規則をはじめとするさまざまな社内規程の整備はもとより、労務、財務、知財、契約、事故対応等々のさまざまなリスク対応も含まれます。

リスクと初動対応

 リスクとは、危険というよりも、「不確かさの影響」といった意味合いで、これは、企業経営に常に付きまといます。完全に、かつ、健全に経営を行っているつもりでも、何らかの外部的、内部的影響により、企業は一定のリスク対応を迫られることになります。

 そこで、重要なのは、リスクの予見、分析、対応準備といった事前の対策もさることながら、不正・不祥事が実際に発生してしまった場合の「初動対応」です。

会員申し込みはこちらから

本誌:2019年1月21日号 21ページ

PAGETOP