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女性社員からのクレーム

 いつも貴方様の指摘ばかりしている、私ですが、レッスンにお越しのお嬢様達には、貴方様のフォローをしっかりしておりますよ。年齢が異なれば、お互いの行動が不思議でたまらない。子どもの頃に受けてきたお行儀に関しての教育も異なるわけですから無理もありません。

 「温故知新」の大切さは言うまでもありません。しかしながら、現在に即した「立ち居振る舞い」も大切なのではないでしょうか?

 ①「私の上司はこんなことをするんです。恥ずかしくって…。だけど、私たちの行動にはうるさく言うんですよ。今回だって私達にマナー研修をさせるのは、やっぱり私達の行動が気に要らないからかしら?」

 「上司の立場と私達の立場が同じではないんですよ。上司がお友達のようにお客様と話しているからと言って、私達が同じように会話をしてしまうわけにはいかない理由、分かりますか?」

 ※貴方様が、意図的に親しく話していらっしゃるわけではなく、ただ言葉遣いが悪いのを改める気持ちが全くないお方であっても、そのようにフォローするしかないのです。

 ②「うちの社長、会合時にいつも片方の靴を脱いで人の話しを聞いているんですって!取引先の人からその話しを聞く度に恥ずかしくって!」

 「年齢を重ねるごとこに足がむくみやすくなるとも聞いたことがありますよ。私達の年代のように、足が痛い。と簡単に口に出さず、じっと忍耐をなさる年齢の方々が多いのですよ。家庭の事情があっても人には言わず、一生懸命働いて来た時代の男性なんですよ。もしかすると、足の調子が悪いのを誰にもお話しにならずにいらっしゃるかもしれませんし。もしも、気にかけてあげているなら、お身体を気遣う思いやりの言葉をかけてみてあげてはいかがでしょ?同じ内容を気にかけるのであっても貴女のお気持ちによって、かなりお伝えの仕方が異なりますね」

 ※もしも、ただたんに貴方様に靴を脱ぐ癖があるならば、すぐに改善して下さい。足を組む都合で上側の靴が脱げるからなんて理由はもっての他です。お立場ある貴方様がするその行動、皆さんご覧になっていますよ。

 ③人の話しを聞く時に居眠りをする。「お昼からは特に、こっくりこっくり首を動かししながら、会合中も眠りはじめる、うちの社長。お相手にも失礼なんですよ」

 「以前、ある男性が教えて下さったことがあるんですよ。あんたはまだ若いからそんな事はないだろうが、この年になるとね、昼食後に薬を服用しないといけない事もあるんだよ。そうすると、なんとも眠くなってしまってね。どちらにしろ、お昼ごはんを食べると、若い時分よりすっかり体が眠くなるようになって困るもんだ。との言葉に周囲の男性も深くうなづいていらっしゃいましたよ。やはり、私達もお相手を気遣う気持ちを大切にしなくてはなりませんね。お身体を気遣って午前中にお伺いするようにする気遣いも居るでしょうし、お昼からのお客様の時には、温かいお茶も必要ですが、気持ちがすっきりする冷たいお水を添えてあげる気持ちも持ちたいですね」

 ※まさか、ただ眠くてうとうとなさっており、貴方様のお立場だと誰も怒らないから、お昼からの会合はいつもお昼寝時間なんて思っているならば、お願いですから目を開けておいて下さいませ。

 ④食事の後に爪楊枝が用意されていないと不機嫌である。「上司と食事に行くと一緒にいるのが恥ずかしくなるんです。なんで、人前でシーシーシーと音を立てながら、爪楊枝を使うんですかね。不潔で嫌なんです」

 「年齢層の高い男性の多い食事会で教えて頂いたことがあるんですよ。あんたはまだわからないだろうが、年齢とともに歯に隙間が出来てくるんだよ。歯のメンテナンスには行っているが、なかなか間にあわないのが現状だ。失礼させて頂くよ。と遠慮がちに爪楊枝を使用なさってる男性に会ったことがあります。私達にはなんで爪楊枝が用意してあるのかわからいかもしれませんが、お相手の立場になって物事を考えることが大切。お客様へのおもてなしの時には、自分に必要なくてもお相手の立場を十分に配慮して準備をしましょう。日常から心の片隅にお相手を気遣う気持ちをもちお洒落な爪楊枝入れを探してみる心の余裕も欲しいですね」

 ※まさか、周囲の人々の事を全く考えず、いたしかたない状況はさておき、ところ構わず、シーシーシーと爪楊枝をかじったりなさっていないでしょうね!フォローにも限界があります。貴方様にはどなたもお行儀が悪いと注意できませんので、貴方様ご自身が気を引き締めて行動なさって下さいませ。

本誌:2015年5.25号 23ページ

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