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宇宙飛行士

 まるで出たとこ勝負のようなスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げが成功し、乗員の家族はもとよりみんな胸をなで下ろしていることでしょう。しかし、地上に無事帰還するまで、どんな不測の事態が発生するか予断を許しません。

 さて、元祖・宇宙飛行士の毛利さんや今回の野口さんの肩書きが「宇宙飛行士」となっているのが私にはしっくりきません。宇宙とははるかに遠いところ、光速でも到達するのに何年もかかる無限に遠い空間であるはず。かなり譲って、せめて火星ぐらい遠いところであってほしい。いや、大幅譲歩して地球と月の間も宇宙“的”空間といっていいかもしれません。

 ところがスペースシャトルが飛んでいる高さはせいぜい300km程度、岡山から名古屋に行くぐらいの距離です。毛利さんがことあるごとに、「宇宙から見た地球は、、、」と自慢げに語る口調に思わず失笑してしまうのは意地悪でしょうか。

 スペースシャトルから見た地球はアフリカの焼畑農業の煙まで見えて、宇宙から見た地球というよりジェット機から見た地上の光景に近い。

 それに比べると1969年の7月、人類を月面に立たせたアポロ計画は本当にすごかった! いや、あまりの偉業にあれはアリゾナの砂漠を舞台にNASAが仕組んだフィクションだという疑惑が公然とささやかれているぐらいです。

 月面着陸から40年近く経過した現在でも、地表すれすれの「宇宙飛行」がこんなにも困難であることを思うと、月面着陸=アリゾナ砂漠撮影説が妙に真実味を帯びてきます。

本誌:2005年8.1号 14ページ

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