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[債権] 売掛債権の流動化とは

Q 売掛債権の流動化(証券化)といった資金調達の方法がありますが、その概要と活用のポイントを教えてください。

A 1.売掛債権流動化業務とは。

 ○資産流動化のための特別目的会社等(以下「SPC」等)へ売掛債権(売掛金・受取手形)を譲渡

 ○SPC等は金融機関からの融資または証券発行により買取代金を調達後、買取代金を支払う

2.仕組み
  (1)売掛債権等
  (2)債権譲渡
  (3)資金供給
  (4)買取代金支払
  (5)売掛代金支払(債権期日)
  (6)売掛代金支払(債権期日)
  (7)弁済

3.メリット
 (1)資産のオフ・バランス効果(資産圧縮)
  売掛債権等のオフ・バランス(資産圧縮)化により、バランスシートのスリム化、財務指標の改善が可能となります。

 (2)資金調達の低コスト化
  納入先の信用力を利用して資金調達を行うため、  
  納入先が高い格付を保有している場合などには、
  より低コストでの資金調達が期待できます。

 (3)資金調達手段の多様化・安定化
  銀行借入や社債発行に加え、新たな資金調達手段を得ることができ、より柔軟で安定的な調達が可能になります。

4.留意点
 (1)流通性・譲渡可能性…譲渡可能な債権であることが大前提です。

 (2)対抗要件…原則、対抗要件(譲渡承諾等)の具備が必須となります。

5.その他
広島銀行における岡山県下での取扱実績は2社、全体では6社あり、今後更に増加する見込みです。

本誌:2003年7.21号 47ページ

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