WEB VISION OKAYAMA

特集[ICT特集] ビジネスセンター岡山

職場のインターネット環境改善 IPIP方式で高速回線に仮想領域

 ビジネスセンター岡山㈱(岡山市)は、拠点間のVPN(仮想専用回線)やインターネットの接続が遅い、時間帯によって差があるなど職場のネットワーク環境の改善サービスを提案している。

 近年、データ通信量が大幅に増え、従来の通信規格IPv4(PPPoE)では通信遅延が発生しやすくなり、新規格のIPv6(IPoE)に切り替えた場合、遅延が発生しにくくなる反面、対応していないサイトやサービスには接続できないほか、従来のVPNを引き込めないデメリットがあった。同社が勧めるIPIP方式は、IPv4パケットとIPv6パケットをうまく融合させデメリットをカバーすることで拠点間のVPNを実現化させるもの。これにより、IPv4の2~4倍の回線速度のIPv6通信でVPN環境が整備でき、拠点間通信の速度と安全性が確保でき、インターネット通信速度改善にもつながるという。

 対象となるのは、NTTのフレッツ光ネクストなどの回線。プロバイダーとルーターの変更が必要で、料金は月額使用料と1回線当たり2000円。

 同社は、「通信キャリアに相談していたが改善されないなど、困った際に諦めずに相談してほしい」としている。問い合わせは同社(電話086-255-1115)へ。

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本誌:2024年11月11日号 9ページ

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