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特集[ICT特集] ビジネスセンター岡山

画像から文字読み取るAI-OCR 現場でデータ化し業務効率改善を

 システム開発のビジネスセンター岡山㈱(岡山市)は、画像から文字情報を読み取るAI-OCRとシステムを連携させたサービスの提供を始めた。

 帳票類などをスマホのカメラで撮影し、システムに取り込めばAI-OCRでデータ化し入力の手間が省ける。LINE WORKS㈱(東京都)が展開する「LINE WORKS OCR」を採用。画像内の手書き文字もAIで分析し素早くデータ化できるのが特徴で、読み取りテストでの識字率は98%と信頼度が高かったため取り入れた。事前にレイアウトを設定し、帳票内の読み取りたい箇所のみをデータ化でき、申込書や発注書、アンケート、納品書など各種申請書や定型書類全般に対応できる。

 例えば、屋外の建設現場では、資材の納品書を撮影し、数値を読み込んでシステムに入力する作業などに利用可能。事務所での入力処理が不要となり、業務効率改善や残業削減につながる。また、AI-OCRだけでなく、外気温や気象情報をオープンデータから取り込むなど作業を簡略化するシステム構築にも応じる。岡本匡史社長は「スキャンしないので現場でデータ化できるのが売り。さまざまなシーンで活用してもらいたい」としている。

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本誌:2024年GW特別号 10ページ

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