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連載記事河村まどか マナー講座

来客に対する丁寧な対応

 貴方様からは丁寧に接して頂き恐縮すぎるといつも思います。しかしながら、貴方様の会社の新入社員さんを始め、最高のおもてなしを体験したことのない人は、気が利いたおもてなしができなくても無理はない。私は20年間のマナー講師を経てつくづく思います。

 詳しく申し上げますと、新入社員さんや、実績の浅い社員さんは、貴方様と同様のお迎えを、他社に訪問したときに受けた経験がありません。言い方に語弊があることは承知で申し上げますと、ある意味、粗略に扱われた経験しかないので、他のお客様に対しても、ご自身が受けている当たり前の対応をなさっているだけなのです。

 貴方様の会社にお邪魔させて頂くときに、「粗雑に扱われるので行きたくないな」と思ったこともあります。今思うと、私に対して失礼な対応をしているのではなく、私以外のお客様に対してもその程度の気遣いしかできていないということになりますが、貴方様に対して、「感じの悪いご案内ですね」とは、どなたもおっしゃらないことでしょう。

 現在では、通信機器の発達などにより、自宅にお客様の訪問があるご家庭が減少してきており、幼少期から大人達がお客様に対して最高に心を込めて対応する姿を目にすることも少なくなってきたのかもしれません。そして、ご家庭での教育を問うわけにはいかないご時世でもありますので、ここは、社員の皆様には一から学んで頂くしか方法はございません。そして、外部の立場である私に対してではなく、貴方様にとっての下請け業者様であっても、貴方様の会社を訪れて下さる“お客様”ですので、丁寧な対応を貴方様が社員の皆様にも率先して下さいますように。お客様に対する社内での対応方針は、貴方様の真のお気持ちが垣間見えるところです。

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本誌:2023年3月20日号 32ページ

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