貴方様とは、本誌を通じて長年に渡るお付き合いになってまいりました。お互いに年齢を重ね、その長い間には、時代とともにマナーも変化してきており、貴方様に、お伝えしてまいりました内容も、訂正すべき時代になってきております。お若い人に合わせて下さい、と申しているわけではございません。

　貴方様の会社においても、SDGsの取り組みをなさっていたり、通信機器の発達や、コロナ禍など、環境が大きく変化したことと思います。年齢をお召になると時間の流れを早く感じるとの、貴方様からの例え話を幾度となく耳に致しましたが、年齢をお召しになったからではなく、今回は皆様共通にてお知りおき頂きたい内容を抜粋致します。毎度のように、貴方様にお気をつけ頂きたい旨、お伝えしてまいりましたが、今回は社内の皆様へも貴方様からお伝え頂ける内容でございます。どうぞ、大手を振って、お読み下さい。

　今までのマナーでは、大切なお客様のおもてなしの時には、コーヒーや紅茶に使うお砂糖はお一人に対してもシュガーポットに大盛りのお砂糖を用意します。現在ではスティックシュガーに移り変わってきていることも、衛生面を考慮すると受け入れるべきと考えられます。しかし、1本しかご使用にならないお客様に対しても、数本（奇数）をご用意なさることで、今まで通りのマナーを生かし、「心おきなく十分にどうぞ」との気持ちを伝えるようにします。

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