- ホーム
- VISION OKAYAMA 2022年11月7日号
- 長州藩のSWOT分析
連載記事杉山慎策の経営学考察
長州藩のSWOT分析
長州藩のSWOT分析をしてみたい。ここで注目してほしいのは外部要因分析であるOとTについては薩摩藩と同じであるということである。全く同じ時代に薩摩と長州の置かれた外部環境が全く違うということはあり得ない。今後分析をする肥前や土佐についてもOとTについては同じになる。
先ず、「強み」から見ていこう。関ヶ原の戦いに敗れた毛利家は120万石を誇る大藩であったが、長門・周防の約30万石に減額された。多くの家臣は毛利家に従った。このために藩は極貧状態に置かれた。日本海側は海も荒く土地の拡大は困難であった。しかし、瀬戸内側は温暖で遠浅の海に面していたために干拓などによる新田開発が可能であった。明治3年に新政府に提出された石高は約3倍の97万石となっていた。また、「防長四白」と呼ばれる特産品(米、紙、塩、蝋)の生産を藩が独占した。
幕末の長州藩の経済改革は村田清風により実行された。三七ヵ年賦皆済仕法は家臣の負債の処理のためのものであった。加えて蝋の独占を廃止し、自由に取引させ商人から運上金を取るような仕組みに変えた。
- 【地方創生経営者フォーラム】100年企業経営者が熱く語る 変化とらえつつ信念大切に
- 【さんようみねるば】赤磐特産洋ナシをブランドに 学校給食で「足場」固める
- 【板野機工】77周年&7周年カウントダウン 尺八奏者・橋本岳人山のライブ開催
- 【[ICT特集] ジェトロ岡山貿易情報センター所長 渕田裕介氏】越境EC-海外展開時代到来 コロナで普及加速 支援メニューも充実
- 【一倉】おしぼり業者がクラフトビール参入 コロナ禍で飲食店を支援
- 【アパグループ】旧メルパルク岡山取得 ホテルとマンション開発
- 【岡山カレー】「観光」と「農業」の起爆剤に
- 【さとう紅商店】吹屋のベンガラ色入浴剤 東京の修学旅行生と開発
- 【ホテルエクセル岡山】レストランをカフェに刷新 岡山城再開館機にコロナ対応
- 【両備檉園記念財団】奨励賞・助成金贈呈式 45件2310万円助成
- 【シーズ】BBQで就活生と懇親会 地場企業が魅力アピール
- 【岡山県商工会連合会、県下20商工会】マルシェで地元の逸品PR 事業者へ寄り添う決意示す
- 【HSコーポレーション】幸町の自社ビルに飲食店開業 気軽なイタリア料理提供
- 【地域公共交通総合研究所】「交通戦略の議論深めて」 欧州交通指針翻訳し出版
- 【ハイドロヴィーナス、岡山大】水害防止システム実証試験 川のデータ集めAI分析
- 【サンラヴィアン】山陽高校と洋菓子共同開発 若手の感性を生かせ
- 【カバヤゴルフガーデン】幅広い世代が集う練習場に ゲーム付き弾道測定器導入
- 【岡山YEG】東商で起業体験談授業 多彩な職種生かし貢献
- 【ビザビ】有料グルメアプリを開始 限定特典で差別化図る
- 【岡山交通×岡山NPOセンター×損保ジャパン】災害対応で包括連携協定 支援物資協力して現地へ