- ホーム
- VISION OKAYAMA 2022年2月28日号
- 市街化調整区域
連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~
市街化調整区域
実家がある地域は、私が子どものころは里山と田んぼだけののどかな土地柄でした。今でも市街化調整区域なのですが、いつのまにか虫食い状に田んぼが埋め立てられ、そこに4、5軒ほどの真新しい住宅があちこち建っていきます。寂しげな田舎に若い家族が引っ越してくるのは大歓迎なのですが、都市計画、道路計画がないままなし崩し的にいびつな住宅街が形成されています。
そもそも市街化調整区域に家が建ち並ぶのか不思議です。調べてみると結構例外規定があるものですね。
・まず一定規模の農家が自分用に家を建てる場合。転売は農業をする人にしかできないようですが、もちろん抜け道はあるでしょう。
・個人開発住宅。これは近所に一定距離の割合で50戸の家が建ち並んでいる場合に限り開発の許可がおりる。住宅ローンも使えるし転売も可能。
・それともうひとつのケースはもともと居住用住宅が建っていて、それを建て替える場合。住宅ローンを使えるし転売も可能。“非農家”の我が家はこれに該当しそうです。
こうしてみると都市近郊のいたるところで見かける新築住宅は大部分「個人開発」によるものでしょう。高齢化で農業の跡を継ぐ子どもがいなければ、先祖伝来の田んぼを1枚、また1枚と開発業者に売っていくしかないのが実体だと思います。
- 【オーニット社長 仁戸田昌典氏】自動化で「品質」「生産性」向上 日本一のオゾンメーカー目指す
- 【変わる駅前商店街エリア】駅前町・野田屋町2つの再開発 注目の商業テナント 完成後のマネジメントに高齢化の課題
- 【シティライトグループ】倉敷に正規2輪店 ブランド哲学・ノウハウ吸収へ
- 【日本M&Aセンター広島営業所所長 小川洋輝氏】パラダイムシフトで需要増 早めの検討が選択肢広げる
- 【サンオリエント】M&Aで高翔傘下入り 強みの相互補完で成長目指す
- 【三好野本店】冷凍自販機で食品ロス削減 好評の規格外総菜販売
- 【岡山キャンピングカーレンタルセンター】サブスクプラン導入 福利厚生として活用を
- 【ライフデザイン・カバヤ】扉から外せば“机”に 収納スペースを解消
- 【両備グループ】車内で地元作家の絵画鑑賞 利用促進プロジェクト第2弾
- 【公共交通4団体】経済6団体に利用促進要請
- 【生命保険協会岡山県協会】福祉団体に巡回車寄贈 支援先過去最多の18件
- 【足立石灰工業】手洗い器に北欧柄追加 個性とシンプルさ両立
- 【半鐘屋】北欧風パンケーキミックス 米粉のもちもち感生かす