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エイチ・エス・ピー

次亜水でワクチン接種会場を空間除菌 24年間の実績から安全性の信頼獲得

 ㈱エイチ・エス・ピー(岡山市中区江崎56-5、山森哲夫社長、資本金1800万円)の展開する弱酸性次亜塩素酸水溶液「スーパー次亜水」が、新型コロナウイルスワクチンの職域接種会場の空間除菌などでニーズをつかんでいる。

 次亜塩素酸水は、新型コロナウイルスに対し独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)が評価を行い、35ppm以上での不活化効果が確認されている。空間除菌については、評価はされていないものの、同社では、岡山大学との共同研究などでスーパー次亜水の安全性を確認し、創業以来、24年間にわたって空間除菌での活用を進めており、その実績が認められ愛知県名古屋市の職域接種会場などに導入された。

 導入されているのは、新開発した大型噴霧器で、20ℓのスーパー次亜水がセットでき、毎時最大1.5ℓを噴霧し広さ115㎡の空間をカバーできる。昨年から開発に取り組み、県内の保育園やゴルフ場のロビー、福祉施設などで行った運用試験で落下菌を50~80%減らすことができた結果を受け商品化した。小型噴霧器は、介護施設、病院、保育園、スポーツジム、オフィスなどでの活用が広がっている。

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