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連載記事河村まどか マナー講座

ダメダメレッスン

 あれもダメ、これもダメ。マナーはしてはいけないことだらけ。貴方様にとっては当たり前のことすぎる内容であっても、流行を追いながら必死に素敵に魅せようと頑張っている若者にとってはなんとも窮屈なことなのかもしれません。

 一番気を付けるべきマナーは「人に指摘しないこと」と申しましても、ついつい社内の方々の行動を指摘してしまっているのが、貴方様の良いところでございます。貴方様にとりましては何気ない一言であっても、社員の方々からすると、貴方様の言葉には重みがありますので、貴方様がお一人の女性社員さんをふと指摘なさった場合、貴方様の言葉は全女性社員さんに知れ渡っていると心しておきましょう。本当によくあることです。

 もしや、貴方様はプライベートにおいても大切な女性を怒らせる言葉をおっしゃっても、どのようなデリカシーの無い言葉をご自身で発したのか全く覚えていない、との経験がおありでしょうか?そのようなご経験がおありならば、知らず知らずのうちに社内の女性社員さんに対して同じような失敗をなさっていることは間違いございません。プライベートなお付き合いの女性であれば、その後に楽しい出来事をプレゼントすれば、水に流して下さるでしょうが、女性社員の皆さまはそうはいきません。数年に渡りしっかり覚えていらっしゃると確信する現場に、私はマナー研修時に何度も出くわしております。女性である私も女性の気持ちは怖い、と感じ入ります。今回は貴方様がダメと言ってしまうと角が立つ内容を、ここで紹介致します。

 ①ブーツを履いて取引先にごあいさつにいくのはやめて!

 いくらお洒落の一環であってもビジネス用の靴ではありません。ブーツは防寒靴、長靴と心得て。

 ②ニット生地、ましてやタートルネックのニットをスーツの下に着るのはやめて!

 そうですね。男性がきちんとカッターシャツにネクタイをお召しになることが求められるビジネスシーンに、カジュアルな生地の服装は控えた方が良いと思います。

 ③玄関口が寒いのは分かるけど、お客様をお迎えする時にストールやジャンバーを羽織って出るのはやめて!

 健康第一でありますが、男性がコートを羽織る場面でない時の状況だとすると、お客様に対して失礼に見えると思う上司側の意見も分からなくもありません。私はコロナ禍において換気をしっかりなさっている企業様の研修室の場合は、身体にホッカイロを張り付け、見た目は薄着にしております。

 ④ハイヒールの音をコツコツ立てるな。耳障り。

 ハイヒールを履くことが悪いわけではありません。歩き方を改善すると音を和らげることができます。また「かかとの高さ」の問題ではなく、素材によって音を防ぐこともできます。

 今回は②の項目について「でも寒い」との女性社員様のお声に対応できる洋服のマナーについて紹介致します。マフラーやストールはマナー違反になりますが、スカーフはマナー違反になりません(素材には気を付けましょう)。連日ニュースでお見かけするお立場ある、あの女性もスーツにスカーフをよくお召しでいらっしゃいますね。写真①スカーフを裏側に向け真ん中より少し裏側に結び目を作ります。写真②表に向けます写真③首にA・Bの部分を結び付けます。

本誌:2021年1月25日号 17ページ

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