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連載記事人材育成のタネ 80

今こそ考える自社の組織基盤強化とは

  • 竹本幸史氏

 世界経済において新型コロナウィルスの影響は、「今」の経営環境だけでなく「未来」の経営環境についても考えさせられる大きな転換点となりました。事業のあり方として多くの企業が、「どういった舵取りをすべきか」に頭を悩ませているはずです。このような機会だからこそ、組織の基盤を強化することが必要だと考えます。ここで重要になってくるポイントは整備ではなく、強化という点にあります。

 組織基盤「整備」と「強化」には、どういった違いがあるのでしょうか。強化とは、変化です。つまり、組織基盤強化の取り組みによって、組織の運営基盤がどう変化するのかが組織基盤強化に当たります。進め方としては、企業が自社で掲げる特定のミッションやビジョンの実現に向けて、組織のありたい姿と現在の姿とのギャップとその原因(=組織課題)を深掘りし、その課題解決を図ります。

 今から未来にかけて「どのような組織でありたいのか」。この問いは、コロナウィルス影響前と今では、大きく相違していることが予測されます。改めて会社全体、部署ごとのチームで考えてみる必要があります。その上で、現在の状態、発生している問題、原因を深堀りし、解決プロセスを設計していきます。一般的な解決策としては、財務面、人事面(人事制度・次世代育成)、組織体制面などが含まれます。そして業務のAI化・IT化・インサイドセールス化など事業を横断するような取り組みも入ってくる可能性があり、領域は多岐に渡ります。その中で事業としての「強化=変化」を軸とし、何を優先して取り組むのか。現在と未来を見据え、事業の方向性を明確にすることが重要になります。

●竹本幸史● 元㈱リクルート岡山支社長。現在は人材育成を主としたコンサルティング業務の㈱SWITCH WORKSを立ち上げ奔走。またリーダー養成スクール「法人会員制・定額制ビジネススクール」を開講中

本誌:2020年夏季特別号 11ページ

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