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連載記事スローライフ~午後4時の窓辺から~

作られる医療崩壊

 桜が咲く頃には気温・湿度とも上昇するので新型コロナウイルスも自然に収まるのではないか、との当初の見込みと期待は見事に裏切られました。まさに爆発寸前、医療崩壊寸前です。最近、岡山市内で長年診療所をやっている友人から悲痛な声が同窓会のメーリングリストに寄せられました。

 (1)医師がPCR検査が必要と判断しても行政当局(保健所)から拒否される。(2)患者が重症化して入院するころにはすでにウイルスをあちこちまき散らしている。潜在的な感染者は陽性判定された人数の10倍、100倍は存在しているはず。そして友人の医師は、(3)「検査対象を決めるのは、行政ではなく、現場の患者を診ている臨床医がするべきこと。検査を増やして、無症状、軽症は在宅か施設で管理、病院は治療が必要な患者に空けることは岡山でもすぐできることだ、と主張しています。

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本誌:2020年4月13日 13ページ

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