WEB VISION OKAYAMA

連載記事賢い補助金の活用法

小規模事業者持続化補助金

  • 山本里志氏
  • クレオパトラの衣装で臨んだ商談会
  • 岡山クレオパトラカレー

 今回から、よろず支援拠点とVISION岡山のコラボ連載企画「賢い補助金の活用法」がスタートしました。IT導入や働き方改革など、補助金や助成金はうまく使えば経営の強い味方ですが、情報を把握していなければせっかくのチャンスをみすみす逃してしまうことにもなりかねません。今回の企画では、よろず支援拠点のコーディネーターが支援事例を交えながら分かりやすく解説します。どうぞご期待ください。

 小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が自らの経営を見つめ直し、事業の持続的な発展に向けて経営計画を作成して販路開拓等に取り組む際の経費の一部を補助するものです。なお、今回の公募は、商工会議所地区の事務局である日本商工会議所によるもので、商工会地区で事業を営んでいる小規模事業者については、事務局が確定後に別途公募手続きが開始されます。

・公募期間:平成31年4月25日~令和元年6月12日
・対象者:商工会議所地区で事業を営む小規模事業者
・補助率:補助対象経費の3分の2以内
・補助上限:原則50万円
・問い合わせ先:日本商工会議所小規模事業者持続化補助金事務局 ホームページ(https://h30.jizokukahojokin.info/)

 小規模事業者持続化補助金を活用した支援事例 Curry&Café Shibabe(備前市香登本591-1、柴部泉代表)

 課題 カフェで提供しているメニューを商品化したレトルトカレーの販売促進のため、コンセプトの見直しと、デザイン会社に依頼してパッケージを一新する。東京での商談会などでPRし、取り扱い先の拡大につなげたい。

 計画書の持続化補助金計画書の作成に関しては、よろず支援拠点と備前商工会議所の指導員が連携し、事業実施後のサポート体制を含め構築した。開拓に伴う商談会への出展、ブース設営及び販売促進ツール、商談、取引に関するサポートなど幅広く支援しつつ新規販路の開拓を目指すことにした。

 具体的には、現在の経営環境の把握→着手→経営課題抽出→商品のブラッシュアップ→販路開拓→広報PR といった流れで、既存商品のレシピ確認、原価計算、 商品コンセプトの見直し、デザインの刷新などマーケティング戦略に関してSTP分析、4P分析、4C分 析などを行った。

 特に商品コンセプトについては、 カレーの原材料にマスカットを使用していることにちなみ、 マスカット・オブ・アレキサンドリアがエジプト原産で、クレオパトラが食べたとされることをストーリーに取り入れ、商品名を「岡山クレオパトラカレー(1200円)」に 変更。東京で開催されたグルメ&ダイニングスタイルショーに出展し、100社以上との商談を通じ新規取引先の確保につながった。

 今回の支援事例では、商品ブラッシュアップに関するデザイン費、商談会 に関する販売促進ツール一式などの経費の一部を補助金で賄い、早期の課題解決につなげることができた。 (サブチーフコーディネーター山本里志)

PAGETOP