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SDGsの認知度について

 SDGとは”Sustainable Development Goals”の略で、持続可能な開発目標を意味する。外務省はホームページでSDGsを次のように説明している。
「持続可能な開発目標(SDGs)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます」
岡山市も「地方創生に向けた自治体SDGs推進事業に応募し、「SDGs未来都市」に選定されており、「誰もが健康で学び合い、生涯活躍するまちおかやま」を推進している。今回はこのSDGsの認知度について岡山と首都圏を比較する。

 SDGsという言葉の認知度は、若干岡山が高く、岡山で16%、首都圏は14%であり、岡山が2ポイント上回った。ほんの僅かとは言え、岡山ではSDGsが東京より意識されているということだろう。男女別でみた場合、特に岡山の男性は、首都圏の男性の16%を6ポイント上回り22%、5人に1人は知っている状態である。岡山の女性は13%で、首都圏の女性の11%を2ポイント上回った。

 SDGsという言葉を知った情報源は、岡山・首都圏ともに「新聞を読んで」、「テレビを見て」が1・2位を占めた。岡山で3位は「ネットのニュースサイトやニュースアプリなどで読んで」が34%、4位「職場で聞いて」は21%である。首都圏では3位に「仕事で関わりがある、または今後関わる予定がある」が27%と、岡山との差が11ポイントとある。首都圏ではSDGsに直接関わる人が多いということであろう。

 SDGsの17の目標のうち、岡山で関心が高い目標は、「3.すべての人に健康と福祉を」が48%、「6.安全な水トイレを」が44%、「11.住み続けられるまちづくり」が43%で上位を占めた。一方、首都圏で関心が高い目標は、「3.すべての人に健康と福祉を」が28%、「2.貧困をなくそう」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」がそれぞれ27%で上位を占めた。

 岡山県では岡山市と真庭市が「SDGs未来都市」(全国29都市・内閣府)に選ばれている。全国29都市の中に岡山から2都市が選ばれていることは素晴らしいことである。しかし、そのことについての認知は、「岡山市・真庭市とも選ばれたことを知っていた」3%、「岡山市が選ばれたことを知っていた」4%、「真庭市が選ばれたことを知っていた」2%に過ぎない。岡山でSDGsを盛り上げるためには今後も県民に対する啓蒙運動が必要となる。

本誌:2019年2月18日号 21ページ

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