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連載記事岡山消費者動向分析

お年玉事情

 岡山に戻って一番びっくりしたことの一つがお正月の御飾である。元々華美なことを好まない気質の岡山なので質素な御飾りは当然だと思っていたが、兎にも角にも質素なのである。かつ、多くの家や事業所では御飾りを全くしていないところもある。東京は環境問題などの影響もあり質素にはなってきたが、しかし、ちゃんと御飾りをしている。今年のお正月に出雲大社にお参りに行った。出雲市も松江市も多くの事業所や家で立派な御飾りがしてあってほっとした。お正月にはちゃんと新年を迎える御飾りをしてほしいものである。さて、今回は岡山のお年玉事情についてである。

 お正月にお年玉をあげるのは、岡山で60.4%、全国では6.7ポイント多く67.1%である。全国と比較しても少し低い。お正月にお年玉をあげる相手は、「甥・姪」が最も多く、岡山では62.4%で、全国では53.6%である。「甥・姪」では10ポイント近い差があるが、「自分の子ども」には約36%で岡山、全国ともほぼ同じ割合である。恐らくこの違いは全国ではあげるべき「甥・姪」が少ないことに由来するのであろう。

 お正月にお年玉をあげる人の人数は5人以上が最も多く、岡山では34%、全国では29.6%である。全国に比べて岡山の方が、お年玉をあげる人は多い。

 お年玉の平均支出額が最も多いのは、岡山では50代や60代で、平均25,000円弱となっている。岡山では、20代、30代の平均お年玉支出額は全国平均よりも高く、40代以上になると逆転し、全国のほうが多額のお年玉を支出している。全世代のお年玉支出平均金額は、岡山21,522円、全国25,899円であり、岡山の方が低い。全国的には50代以上がお年玉の支出が多く、50代以上がお年玉の平均金額を上げている。

 親戚間でのお年玉に関する事前相談の割合は、岡山では「相談しない」が66.4%で、全国の61.1%に比べて若干高い結果となった。全国も岡山も自分の子どもと甥・姪にあげるお年玉の金額に差をつけない人が一番多い。しかし、岡山の方が、甥や姪より自分の子どもには高額のお年玉をあげているようだ。

本誌:2019年1月28日号 11ページ

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