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企業・事業紹介SWITCH WORKS

業績向上のカギは「自律自転人財」 グループコーチングで行動変容促す

 人財育成、企業マネジメントの㈱SWITCH WORKS(岡山市北区本町6-30、竹本幸史社長、資本金100万円)は、7月から、組織の中で自ら考え行動し成果を上げられる“自律自転人財”を育成する「Self Starter Program(SSP)」の第3回目を開催する。ウェブ会議システム「Zoom」を活用した完全オンラインの研修で、日常の業務を題材に、チーム単位のグループコーチングを定期的に行うことで習慣化させ、行動変容を促す。

 同プログラムは、㈱リクルートテクノロジーズの代表経験を持ち現在は㈱中尾マネジメント研究所(横浜市)社長の中尾隆一郎氏が提唱した成果を出せる仕事の進め方「G-POP」をベースに、参加者同士からの学びや有識者の声、推薦書籍を通じて判断軸を醸成するもの。G-POPは、ゴール(Goal)となる目的やミッションを常に意識し、入念な事前準備(Pre)をした上で実行(On)し、振り返り(Post)反省して、次の計画を立てて実行するという流れ。

 グループコーチングは、毎週1回1時間、異業種の3~4人のチームで実施し、互いに1週間の目標に対する成果と振り返りを発表し、メンバーからのコメントや、それぞれの仕事の進め方や発表内容を通じて気付きや学びを得るもの。実際の日常業務が題材のため取り組みやすく、受講後も習慣化して継続できるメリットがある。
 参加費は月額5万円で、推奨受講期間は6カ月。管理職や役員、後継者対象の「経営者層」と若手、中堅、管理職向けの「混合」の2コースに分けて実施する。昨年11月から行った、第1回には、製造業や商社、運輸業、サービス業など様々な業種から経営者層13人、混合9人の22人が参加した。受講後のアンケートでは、「しっかりとゴール設定と振り返りを行うことで頭がクリアになり、集中すべきことが明確になった」など参加者の93%が満足したと回答し、多くが「仕事に生かせそう」と答えている。

 竹本社長は「社員教育を受講しても、学んだ知識が定着ないという声をよく聞く。それは、具体的な行動が伴ってないからで、SSPの場合は、日々の実際の仕事で目標を立てて実行し、振り返るという行動を繰り返すので確実に意識と行動を変えることができる。混沌とした時代だからこそ、今やるべきことを考え行動できるよう経営者層にも受講してもらいたい」と話している。問い合わせは同社(電話086-234-5125)へ。


受講者の声

㈱木村商会 取締役 木村壮氏

メンバーから学び得られる
日々の仕事の進め方が変化

 参加前は、他の経営者とグループワークを進めることに不安を感じていましたが、同じチームのメンバー同士、話を聞くスタンスをしっかり持っており、仕事の進め方や段取りについて率直な意見交換ができました。今では安心できる仲間となっています。

 メンバーの目標設定の仕方や仕事の進め方を聞くことで自身の進め方も改善でき、目標を共有することで「言ったからには行動しなければ」という気持ちになれたのもよかったです。実際の日々の行動を見直し、周りからも刺激をもらうことで得られたさまざまな学びを仕事に生かせています。

 コーチングでは、感謝の気持ちを伝える時間があり、仕事だけでなく普段の生活にも意識的に目を向けるようになりました。仕事に限らずさまざまなことを考えるきっかけとなり行動の変化を実感しています。若手が仕事の進め方を学ぶためにも活用できると思いますし、管理者層が目標を見詰め直し、考え方をアップデートするのにも有効だと思います。

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本誌:2022年GW特別号 3ページ
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