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連載記事山田響子の魅力を引き出すコミュニケーション術

気になる部下・後輩の伸ばし方

 このコラムを読んでくださっている方の中には、指導するべき部下や後輩がいるという方も少なくないでしょう。中には、どうも気になる、だけど指導しても響いているように感じない、という部下や後輩に頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 企業研修のご依頼を受けるとき、必ずご依頼いただく方とご要望を確認させていただくミーティングを設けていただくようにしております。「研修を受けさせたい」とき、今よりより良く!という願いもあるのですが、大部分が「困っていることを解決したい」と願っていて、そのために外部講師の力を借りたいと思っていることがほとんどです。研修を依頼されるお立場の方、経営者や人事の関係者の方とお話をすることになるのですが、徐々に「具体的な困った人」の話に及ぶことが少なくありません。

 その「困った人」には共通した特徴があります。ミスが多い、そのミスに対する反省が浅く感じる、そのためミスを繰り返す、普通は言わなくても分かるようなことが言わないと分からない、いや、言っても分からないこともある。そして、その「困った人」は「ミスはあるものの、明るいキャラクターでどこか憎めないところがある」タイプか、「注意してものれんに腕押しみたいなタイプで、聞いているのか聞いてないのか分からない」タイプかにも2分されます。

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本誌:2021年8月23日号 20ページ

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