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ジャーナル北長瀬エリアマネジメント

困窮者支える公共冷蔵庫始動 事業者の参加に期待

  • いつでも必要なものを持ち帰れる「公共冷蔵庫」

 食料品や日用雑貨を必要とする生活困窮者に、自由に取り出せる冷蔵・冷凍庫を通して支援を届ける取り組み「コミュニティフリッジ」(公共冷蔵庫)が、11月20日、複合商業施設ブランチ岡山北長瀬でスタートした。

 欧州を中心に急速に広がっている社会貢献活動。(一社)北長瀬エリアマネジメントの石原達也代表理事が、新型コロナウイルス感染拡大で困窮者が急増していることを受け、企業、市民団体などに呼び掛け日本で初めて開設した。

 施設内の立体駐車場に隣接する倉庫棟に冷蔵庫と冷凍庫を設置。スーパー、飲食店や個人が寄付する見切り品や未開封の不要食品などを、同団体の管理のもと安全を担保しながら提供する。利用者は登録制で、24時間いつでも人目を気にせずに必要なものを持ち帰ることができる。

 企業との連携では、岡山市に工場を構えるメーカーのフクシマガリレイ㈱岡山支店が冷蔵・冷凍庫を、リユースショップ展開の㈲ウィルパワー(倉敷市)が雑貨用の什器を寄贈、同施設運営の大和リース㈱岡山支店が場所を提供。提供する品についても同施設内の天満屋ハピーズ北長瀬店が冷凍の見切り品を提供するほか、複数の量販店などが名乗りを上げている。

 式典には岡山市長も参加し激励。石原代表理事は「できることから行動に移し支えあっていける社会への一歩になれば。地場企業の支援も欠かせず、今後も食品の提供について連携先を募っていきたい」としている。

本誌:2020年12月7・14日号 10ページ

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