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年末回顧大手の工場閉鎖・譲渡

パナソニック岡山閉鎖 造船は工場を譲渡へ

  • 来年9月末で閉鎖するパナソニック岡山工場

 国際的な再編の流れの中で、全国大手メーカーの県内工場の閉鎖、譲渡の動きが相次ぎ表面化した。地元の工場自体は存続するにしても経営母体が変わることになり、地元の協力企業にとって従来通り取引関係を継続できるかどうか、不安を抱えている。

 パナソニック㈱の社内カンパニーのコネクティッドソリューションズ社(CNS、東京都)は来年9月末での業務用AV機器の主力生産拠点・岡山工場の閉鎖を発表した。北門真地区に生産を移管する。もともとは消費者向けのビデオなどを生産していたが、生産の海外シフトが進み、16年から業務用に転換していた。日本の家電業界の栄枯盛衰を象徴する出来事だ。

 ㈱三井E&Sホールディングス(東京都)は、三菱重工業㈱(同)と三井E&S造船㈱(同)の艦艇事業を譲渡に向け協議を開始、譲渡後も艦艇事業の玉野艦船工場は存続する予定。また、玉野での商船建造も今後提携先に委託し撤退する方針を打ち出した。

 サノヤスホールディングス㈱(大阪市)は11月に子会社のサノヤス造船㈱(同)の全株式を㈱新来島どっく(東京都)に譲渡する契約を締結した。サノヤスHDは祖業の造船業から撤退する。主力工場の水島製造所(倉敷市)は譲渡後も原則現状維持の方針だ。

 牛乳、乳製品など製造の㈱明治(東京都)は、3月末で岡山工場(倉敷市)を閉鎖した。生産設備が老朽化したためで、冷蔵倉庫は残し他工場の製品の配送拠点とした。

本誌:2020年12月7・14日号 6ページ

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