WEB VISION OKAYAMA

連載記事岡山消費者動向分析

元旦の過ごし方

 コロナ禍で令和2年は世界的に異常な年であった。しかし、着実に時は歩を進め、残り僅かでお正月である。光陰に関守なしである。一茶はこのような心境を下記の句で表現している。

 人並に正月を待つ灯影かな 一茶
コロナ禍でも元旦は来る。可能なら人並みに孫たちと一緒の楽しい正月を迎えたいものである。今回は元旦の過ごし方についてである。

 令和2年の元旦を自宅で過ごしたのは、岡山77.2%。首都圏63.1%であった。令和3年(2021年)の元旦を過ごす場所として、実家は岡山79.3%(今年と比較して2.1㌽増)、首都圏73.6%(同10.5㌽増)である。コロナが家族の絆を切断したために、せめて正月くらいは実家で過ごしたいという人が岡山も東京も増えている。何とか第三波が収まりお正月くらいは皆で過ごしたいものである。

 令和2年のお正月のお節料理の購入は、岡山21.3%、首都圏53%であった。岡山のお節料理購入者は約2割強にとどまる。

 令和3年(2021年)のお節料理の購入予定は、岡山24.3%(今年と比較して3.0㌽増)、首都圏69.3%(同16.3㌽増)であった。岡山、首都圏共に、お節料理を購入しようという動きがより多くみられる。家族との絆を確認し合うためのお節料理購入の動きが強まっていることが窺われる。

 お節料理の購入予算を増やすのは、岡山13.2%、首都圏17.7%であった。また、令和3年(2021年)のお節料理の平均予算は、岡山16,010円(N=121)、首都圏23,920円(N=998)という結果になった。東京と比べて岡山のお節料理の予算は70%にとどまる。また、お節料理を選ぶポイントは、岡山では「価格」が66.1%でトップ、首都圏では、「好きなものが入っている」67.1%がトップになっている。岡山は価格志向がかなり強い。

 離れた地点からZoomなどの通信機器を使用し、面会形式のお正月を行なうことへの関心度は、現時点ではまだ「興味がない」が岡山68.8%、首都圏45.8%であり、興味がないという結果になっている。実際に孫や子供に会えないでZoomとかLINEでのお正月の挨拶は味気ないものになるであろう。しかし、コロナの第三波で患者が急増すると「リモートお正月」も「ニューノーマル」になるかもしれない。

本誌:2020年12月7・14日号 13ページ

PAGETOP