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連載記事人材育成のタネ 77

従業員のエンゲージメントを高めるステップ

  • 竹本幸史氏

 最近は、従業員とエンゲージメントを組み合わせた言葉として、従業員エンゲージメントと言う言葉が使われています。エンゲージメントは、ある行為に参加させる、関心を引く、魅了させる、歯車や接合部をかみ合わせるというような意味があります。「従業員が自分の働く会社に参加し、関心を持ち、お互いがかみ合うように動くことで得られる達成感、充実感に魅了されていること」。それを従業員エンゲージメントと言います。

 従業員エンゲージメントが高くなると、企業経営にプラスの影響をもたらすと言われており、多くの企業が従業員エンゲージメントを高めるための取り組みを積極的に行っています。新型コロナウィルスの影響で、県内企業でも在宅勤務(テレワーク)や休業などで通常の業務ができない状況下にある会社が増えてきました。ですが、このようなときこそ、従業員エンゲージメントに対する取り組みが必要だと思います。従業員エンゲージメントを高める取り組みは、単に福利厚生や給与・報酬制度の充実だけに限定されるものではありません。より多くの従業員にこの会社で働きたい、自分の働く会社に関心を持ち、積極的にその活動に参加したいと継続的に感じてもらうなど、会社と従業員全員の一体感を高めるための施策や活動全般を意味しています。下記に「エンゲージメントに関する要因」をまとめてみました。ぜひ、経営・組織マネジメントの参考にして施策を実行していただければ幸いです。

従業員エンゲージメントを左右する要因
●報酬:従業員は自分の報酬パッケージ全体をどの程度公正と考えているか
●キャリア開発機会:従業員は会社に勤続することで、仕事の対価だけでなく、有益なスキルや経験が得られるとどれだけ考えているか
●会社に対する認識:会社が生み出す価値、持っているブランド、描く未来に従業員がどれだけ共感しているか
●チームと同僚の質:従業員の上司、所属するチーム、他の同僚が、本人の仕事の経験にどれだけプラスになるか
●仕事環境:物理的な仕事環境とワークライフが、従業員の日常業務の遂行をどれだけ支えているか

●竹本幸史● 元㈱リクルート岡山支社長。現在は人材育成を主としたコンサルティング業務の㈱SWITCH WORKSを立ち上げ奔走。またリーダー養成スクール「法人会員制・定額制ビジネススクール」を開講中

本誌:2020年GW特別号 12ページ

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