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- VISION OKAYAMA 2020年3月16日号
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愛知に県外初の物流センター稼働 関東との中間拠点で乗務員負担軽減にも
アウトソーシング、製造受託の㈱ショウワコーポレーション(美作市)は、3月1日、愛知県小牧市に初の県外物流拠点「小牧物流センター」を稼働した。中京工業地帯など幅広い製造業への倉庫需要開拓と、関東圏にトラック輸送する際に乗務員が交代する中継拠点としても活用する。
名神高速道路と東名高速道路の起終点の小牧ICから南西に800mに位置し、約7600㎡の敷地に、鉄骨2階(延べ7000㎡)の規模。常温倉庫で1、2階とも3区画に分け、計6区画を整備し、トラックバースは4台分。大型3台、4t車2台のトラック5台を配備した。合わせてアウトソーシング事業部の名古屋支店も整備した。投資額は約16億円。
物流事業の本拠点「美咲物流センター」(久米郡美咲町書副253-2)から約350㎞で関東圏とのほぼ中間地点に位置し、法制化が予想されるトラック長距離輸送の走行距離制限への対応や空車回送の削減につなげる。
カスタムメードの物流提供
同社は、アウトソーシングや製造受託で1000社を超える企業と取引している経験と実績、独自のネットワークを生かして、新たな物流の在り方を提案しようと2010年に物流事業に参入。資材・部品の調達から、生産ラインへの納入など調達物流から、製造そのものの受託や製品の組み立て、検査、修理、梱包、発送までの生産物流まで顧客ニーズに合わせたカスタムメードの物流を提供している。
小牧物流センターを皮切りに事業拡大に努め、10年以内に関東、北陸、九州など全国10カ所へのセンター開設を計画し、現在約4億円の物流事業売上高を50億円まで伸ばす計画。
人材、受託、物流を複合提案
製造業をトータルでサポート
ショウワコーポレーション代表取締役 有元 稔氏
□県外初の物流拠点が完成した。
物流本拠点の美咲物流センターと関東地区の中間点の中京エリアに目を付け3年ほど前から用地を探していた。高速道路の結節点の小牧ICから1㎞未満と好立地で、昨年末からの営業活動で食料品や事務機器関連の企業から引き合いがあり、需要の高さと手応えを感じている。
□進出の狙い。
トラックによる陸上輸送は日本経済の大動脈で、特に海外との入出荷が多い名古屋港は日本の物流拠点と言える。小牧物流センターを物流事業の核拠点に位置付けて事業拡大を図ると共に、岡山と関東地区との中間点に位置するため、長距離ドライバーの労働環境改善や健康管理が行える中継拠点としても機能させる。
□今後の展開は。
物流センターの全国展開を目指しているが、ただ荷物を預かり、運ぶだけでなく、今まで培ってきたノウハウを生かし、人材面や受託製造などさまざまなサービスを複合して提案できるのが当社の強み。製造業のあらゆる経営課題を解決できる真のパートナーとして、顧客ニーズに応えられるワンストップサービスを追求したい。
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